『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話2』と『このぬくもりを君と呼ぶんだ』と『たったひとつの、ねがい。』レビュー
こんにちは、こんばんは。兄の遠隔授業用のポケットWi-Fiを勝手に拝借してブログを書いているえびてんです。もう書きたくて書きたくて仕方がなかったのでこのような強行に及びました。出来るだけ短くするから、あにーちゃん、許してね。
さっそくですが、今回レビューする作品はコレ!
・『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を百日間で徹底的に落とす百合のお話2』著:みかみてれん 先生、イラスト:雪子 先生
・『このぬくもりを君と呼ぶんだ』著:悠木りん 先生、イラスト:中谷鳰 先生
・『たったひとつの、ねがい。』著:入間人間 先生、イラスト:のん 先生
の3作品となっています!
※注意事項!
・完全に一個人の感想、評価であること
・作品に対して常に敬意を表していること
・評価は10点満点ですること
・ネタバレを含むので注意!
以上をご理解の上お読み頂ければ幸いです。
まずは『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を百日間で徹底的に落とす百合のお話2』略して『ありおと』から!
はい、待望の2巻である『ありおと』!しっかり読みました!もうね、最高でしたね。これってもしかして私のために書かれたんじゃない?って変な勘違いを起こすくらい私にドストライクで好きな内容でした!!知っている方は知っているかもしれませんが、私は『羽山先生と寺野先生は付き合っている』や『桜trick』など終始イチャイチャラブラブなあま〜い百合が大好物なんです!今回このありおとを見てほんとやばかったです…学校の授業中に授業そっちのけで黙々と読んじゃいましたね。恋して好きって言い合う女の子をこんなにも見る事ができてほんと幸せでした…!冴ちゃんもキャラ強くって心配になったり面白かったり可愛かったりとめっちゃ物語を盛り上げてくれたいいキャラで大好きです!個人的にもう絢と鞠佳のイチャイチャ見てるだけでご飯何杯でもいけそうなので永遠にイチャイチャするだけの巻が出てもいいんじゃない?って思っちゃってます。私のようにイチャイチャラブラブが見たい!とにかく尊いものが見たい!って方にはめちゃめちゃオススメです!ありおとはコミカライズまで決定しているのでますます盛り上がっていきそうで楽しみです!!
はい、肝心の評価ですが今回は…9点!!
もー、大好き。何度読み返す事になりそうなことか。暇だなぁ、ってなったらとりあえずありおと読むかってなりそうです!あと、どうやらふたりべやにもハメ撮りがあるらしい(ない)ので今度出掛けた時買いますね。
続いて『このぬくもりを君と呼ぶんだ』
はい、これに関してなんですけれども、私から言えるのは『完璧』。パーフェクトとしか言いようがありません。この1冊でもう満足も満足。最高なんて言葉では事足りない。ストーリー性、世界観、キャラクター、心情、伏線、場面転換、読み終えてわかる表紙絵とタイトルの意味の数々。何をとってもトップクラス。やがて君になる以来です、こんなにも完成された作品があったのかと思わされたのは。なんて言えばいいのでしょう、やがて君になるにもあったことなのですが、百合というものが欠けてはいけないとわかってはいますが、その百合という目線を除いて見てもこの作品が本当に素晴らしいものだと思えましたね。読み終えた時、あまりに凄すぎて圧倒されて、凄いっ凄いって涙出ちゃいました。ほんとうに私が満たされました。この一冊でまさに『完成された小説』って感じです。最後の最後にあった鳰様の漫画も追い打ちをかけるように素晴らしくてもう何も言えなくなります。あと個人的な話ではありますが、悠木りん様の他の小説も読んでみたいとも思います。なんでもいいから面白い小説を読みたいという方には真っ先にこの『このぬくもりを君と呼ぶんだ』を勧めようと決めました。
はい、肝心の評価ですが……100点!
じゃなかった、10点満点中でしたね。という事で10点!!
文句なしです。圧倒されました。私が求める小説はここにあった…って感じです。読んでないなら読もう。うん、読みましょう。
続いて『たったひとつの、ねがい。』
安達としまむら大好き人間な私が入間人間先生とのん先生が手掛けている小説を見逃すはずがありません。はい、買っちゃいました。色々な所で探し回ったけどかなり前の作品のせいかどこにも売っておらず、とうとうネット注文しちゃいました。表紙の女の子が可愛くってもうどんな話なんだろ〜?楽しみ〜♪なんてはしゃいでいました。そして、読み終えて出た感想が、「キッツい」。何がってもう話そのものが。私が普段読む入間人間先生の作品は安達としまむらや電波女と青春男といったほのぼの系ばかりで、それは他の小説も同様でした。なのでこの『たったひとつの、ねがい。』は私には刺激が強すぎた気が致します…めっちゃ可愛い!なんて思っていた表紙の女の子がプロローグで殺…いや食べられるなんて誰が思いますか?衝撃的過ぎましたね。
私って小説を読むときは、その場面の情景や行動を想像しながら読んでいます。場面の描写が細かいほど想像しやすく、読みやすいものです。ですが、表紙の女の子が食べられるシーン、あまりにも生々しい描写でどうなっているのかがスルスル頭に入ってきて、たやすく想像出来てしまいほんとに吐き気を催しました。これは作品の悪口とかでなく、どれほど上手く書かれているかって言いたいだけなんですけどね。内容としましては、めちゃめちゃ面白かったです。読んでいるともうどんどん先を知りたくなっていきます。まさに物語に吸い込まれそうな勢いで。最後のどんでん返しをみて一瞬頭真っ白になって、答え合わせをするかのように2週目を読んでいました。こういったサスペンス?サイコパス?系のものは触れた事がなかったので作品としてはほんとうに楽しめました。これを読み終えて思ったのが、入間人間先生って人間じゃないんじゃない?って事です。悪い意味でなく、常人ではない、みたいな?ほんとうに優れたお方なのだと再認識しました。私が26歳になってこんな作品を書けるか?って言われたら完全に答えはNOですし、天才ってこういう人のことを言うんだと思いますね。本人に言ってもきっと自分は天才なんかじゃないと言い張るのでしょうけれど…。あと、この作品の内容にのん先生のイラストというのがまたギャップがあって面白く思えましたね。あとがきで入間人間先生も「可愛らしいイラストを見た後はほのぼのしたの書けばよかったなぁとか、登場人物に多少申し訳ない気持ちになったりしました」と言っておりそれをみてまた笑っちゃいました。
肝心の評価は……8.5点!
さきほど言った通り、私には刺激が強過ぎました……。なんど読み返してもあの表紙の女の子が食べられるシーンは「うっ…」ってなっちゃいます。この物語の内容の全てを理解したとき、ほんとうに驚かされて、凄いと感動しました。グロいの大丈夫!ビックリするような内容の小説を読みたい!って方には是非読んで頂きたい一冊です!!
これは蛇足というか余談というか…そういう話なんですけど、この『たったひとつの、ねがい。』で良香って名前の登場人物が出てきたり、銀のブレスレットをつけてたりした描写があったのは安達としまむらが出来る際にちょっと取り入れた的な…?なんて勝手な妄想をしてました。入間人間先生とのん先生の初タッグ作品だし…そういうのあったらいいな、なんてね。